「大物を狙うなら夜釣り!」とよく言われますね。
魚によっては夜間に活性が上がったり、昼よりも警戒心が薄れて釣れやすくなるものも数多くいるので、夜釣り専門の釣り人も多いはず。
そこで今回は、そんな夜に釣れる魚たちを狙う際の「夜釣りで気を付けること」について書いていきたいと思います!
目次
夜釣りでの注意点「装備編」
ヘッドライト
夜釣りには欠かせないアイテム。ランタンのようなタイプの明かりは、周りに他の釣り人がいる場合は嫌がられる場合もあるので注意しよう。
安物の多くは、手元を照らすなどの用途には十分な明るさだが、歩く道を照らす際には不十分になる場合が多いので、ある程度明るいものを買っておこう。
あとは、可能なら「防水」・「防滴機能」が付いてるものがあれば理想的ですね。
急な雨に降られたり、波をかぶったりしたときにライトが壊れてしまったら一大事ですので。
ライフジャケット
昼夜にかかわらずこれは必須です。夜釣りの場合釣り人が少ないので、もし落水した際に、周りに人がいなくて誰にも気づいてもらえないかもしれません。
膨張式のものでもいいですが、水を感知して「自動で膨らむタイプ」と「手動で膨らませるタイプ」があるので、手動のものはあらかじめ扱い方を頭に入れておきましょう!
防寒着
夏の夜釣りは涼しくていいですが、「春」・「秋」・「冬」の夜は思っているよりも冷えます。
中でも、日の出前の2時間は、1日の中で最も冷える時間帯なので本当に寒いです。私も何度も心が折れました。
防寒の基本としましては、まずインナー(肌着)とその上に保温性の高いダウンジャケットやフリース。そして一番上に風を通さないウインドブレーカーを着ます。
防寒は「いかに風を遮るか」にかかっていますので、いくら暖かいものを中に着こんでいても、隙間風が入ればあっという間に体温を奪われてしまいます。
あとは必要であればニット帽やネックウォーマー、インナーとダウンの間にもう1枚追加したりして、体温を調節しましょう!
夜釣りでの注意点「マナー編」
ライトで海面を照らさない
常夜灯のように動くこともなく、「一定の範囲を照らし続ける明かり」には、プランクトンや魚が寄ってきますが、きょろきょろと動く光には魚も警戒心を持ちます。
自分だけしかいない釣り場ならいいですが、ほかに釣り人がいる場合は嫌がられることもあるので注意しましょう。
仕掛けを作る時などは海に背を向けて、ヘッドライトで手元だけを照らすように。
隣の人との距離を開ける
夜は周りが見えにくいので、隣の人がどこに投げているかや、ラインがどこまで流れてきているかなどが分かりにくいです。
あまりに距離が近いとお祭りなどのトラブルが多くなりますので、昼の釣りよりは少し広めに距離を取っておきます。
もしも釣り場が混んでいて、人と人の間に入れそうな場合は両隣の人に一言かけて許可をもらいましょう。ダメなら潔く引くのが賢明です。
人が歩く場所にものを置かない
常夜灯もない釣り場では、見えるのは自分のライトが照らす範囲のみです。
そんな暗い中に無造作に、竿や竿から出ているラインなどが広がっていたら危ないですね。いつ踏まれて壊れるか、蹴られて海に落ちるか分かりません。
荷物はまとめて置き、竿は立てかけられるところがあれば立てかけておきましょう!
声は小さめに
友人と釣りに来て楽しむのはとてもいいことですが、声の音量には気を付けましょう。
釣り場が民家に近い場合などは,そこに住んでいる人はもう寝ようとされている場合もありますからね。
度が過ぎると住民から警察に通報され、最悪、釣り禁止場所に指定される事もありえます。
「喋るな!」とは言いませんが、一般常識の範囲であまりうるさくならないようにしましょうね!
その他の注意点
野生動物に注意
夜になると、昼間隠れていた動物たちもエサを求めて動き出します。
シカやイノシシ、場所によっては熊もいる地域がありますので、夜に山道に入られる場合は、「クマよけの鈴」などの音を鳴らしながら自分の存在をアピールしておきましょう。
もし遭遇してしまった場合は、動物を刺激しないようにゆっくり、と背を向けずに距離を取りましょう。大声を出したり走り出してしまうと動物が本能的に攻撃してしまいますので。
人にも注意
注意すべきは動物だけではなく人間の中にもいます。釣り場で少し持ち場を離れた隙に道具を盗まれたり、釣り場までの道のりが長い所は車上荒らしにも狙われやすいです。
最近では、遊びで釣り人を海に突き落とした事件もありましたね。
世の中こういう人たちは一定数いますので、もしも遭遇したり絡まれたりした場合は迷わず通報してください。
まとめ
夜釣りは人も少なく、魚の警戒心も薄れて釣りのしやすい時間帯ではありますが、明るい時間帯とは違う危険や注意するべき点が多々あります。
お互いに気を付けるところは気を付けて、マナーを守って夜釣りを楽しみましょう。
それでは(‘ω’)ノ
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