【熱中注意】真夏のシーバスフィッシング!釣り方や狙うポイントを初心者向けに解説。



 

春というシーバスの1大シーズンを過ぎ、次にやってくるのは夏。

初心者の方の中には「夏になるとシーバスの釣り方は変わるのか?」「釣れる場所も変わってしまうのか?」というような疑問を持たれる方もおられると思います。

そこで今回は、夏にシーバスを狙うべきポイントの選び方」と「夏シーバスにオススメのルアー」を紹介していきたいと思います

 

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夏のシーバスフィッシングとは?

 

 

夏は気温が1年の中で最も高くなり、それに続いて水温も上がっていく時期。

水温が上がることによって多くの魚の活性が上がり、行動も活発になっていきますが、盛夏(8~9月)は逆に水温が上がりすぎて魚が寄り付きにくい場所も出てきます。

 

また気温が上がると海の中のプランクトンも増えはじめ、工場排水などによる栄養富化、降雨による塩分濃度の低下をきっかけにプランクトンが異常発生し、釣りにとっては良くないといわれる「赤潮」という現象が起きることもあります。

この赤潮がなぜ、釣りにとって「悪い」と言われるかというと、大量に発生したプランクトンが、水中にいる魚のエラに付き呼吸困難に陥らせてしまったり、大量に発生したプランクトンが活動することで海の中の「溶存酸素」を大量に消費してしまうので、魚にとっては非常に居心地の悪い環境になってしまうのです。

シーバスも例外ではなく、このような場所でシーバスを狙ってみてもなかなか釣果を上げることは難しいでしょう。

 

では真夏のシーバスはどこで狙えばいいのか?答えは「シーバスの気持ち」になることです!

あなたなら気温が35度を超えた日はどこに行きますか?日に晒される屋外ではなく、空調が効いた室内や日差しを遮れる物陰に行きますよね?

シーバスも同じです。暑い日は水温が上昇しやすい「流れのない浅瀬」にはとどまらず、水温が安定している水深が深いエリア、常に流れがあり新鮮な酸素と水が供給される潮通しの良いエリアに移動するはず!

夏のシーバスはこのポイント選びが重要になってくるの季節なのです!

 

夏に選ぶべきポイントとは?

 

では夏はどこでシーバスを狙うべきなのか?

場所にもよりますが、基本的には他の時期に使っている場所「河川」「磯」「サーフ」「堤防」で、そのまま狙えると思います。

ただ、先ほど書きました通り、水温が上がりやすい場所はシーバスにとって居心地の悪い場所になりかねませんので、水の流れ込みが弱い「港湾部の奥まったような場所」「浅すぎるサーフ・河川」などはあまりオススメできません。

 

夏のシーバスは「水温」「水深」「潮通し」をポイントに、釣り場を選んでいきましょう!

 

河川・河口周辺

 

KIMDAEJEUNG / Pixabay

 

河川・河口周辺は夏でも有望なポイントです。

常に流れがあるので水温・酸素量も安定しており、ベイトの数も豊富。この時期はベイトの種類やサイズも大きくなるので、春よりも少し大きめのルアー・早いアクションが使いやすくなります。

中には、河川の中でもより水温の低い中流域まで上がってくるシーバスもいるとか。

河川・河口ともに雨の後は狙い目で、マズメ時にはナブラが発生することもしばしば。

この時期はエイが多くなってくる時期でもありますので、ウェーディングをされる方は注意してくださいね。

 

港湾部

 

 

大型船が入るような港湾は、水深がある場所なので狙っておきたいポイント。

船の通り道は魚が付きやすいので、バイブレーションやワームなどのボトムを取れるルアーで1度探っておきましょう。

また、岸壁沿いは日陰(シェード)になることから、シーバスがそこに付いている場合が多々あります。足元から水深があるような場所では、岸壁沿いにメタルジグなどを落として上下させる「岸壁ジギング」が大当たりすることもあるので、「夏のシーバスの1つの釣りパターン」として覚えておいて損はないと思いますよ!

 

サーフ

 

Arcaion / Pixabay

 

サーフは外洋に面しているので潮通しが良く、夏場でも定番のポイントです。

夏場のサーフはベイトが活発に回遊し始める時期ですので、それを追ってシーバスが入ってきます。群れで入ってくることもあり、真っ昼間に突然、ナブラが起きることも。

また、比較的高水温に強い「コチ」という美味しい外道が釣れることもあります。

サーフではなるべく遠投出来るタックルで、「地形の変化」「流れ込み」「離岸流」をポイントに広い範囲を探っていきましょう!

 

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磯場は常に潮通しが良いので水質は問題ないのですが、あとは夏に限らずシーバスの回遊次第ですね。

イワシなどの回遊性の高いベイトフィッシュが多くなってきますので、最近の釣り場の状況を釣具屋などで確認しておきましょう。新鮮なベイトの情報が入ってきている内に狙うのが最も確実です。

特に朝夕のマズメ時は、ナブラが発生することもあるので押さえておきましょう!

 

ぼっち
どの釣り場でも言えることだが、障害物周りのシェードに隠れている個体も多いので狙ってみてね!

 

夏のシーバスにオススメのルアー

 

夏はシーバスの活性も上がり積極的にエサを追いまわし始めるので、リアクション(反射)で喰ってくる個体が多いです!

夏場は日中に潮が動くことも多く、デイゲームで狙われる方も多いと思います。特に昼間は鉄板系のバイブレーションのようなハイアピール系が間違いない!

春とは違い「動きの大きいルアー」達の出番も増えてくるので、いくつか紹介していきますね。

 

ミノー

 

 

夏場のミノーは、シーバスがボイルしやすい朝マズメや、テトラ帯などの障害物周りを攻めるときに使いやすい。

トゥイッチやダートを織り交ぜたキレのいいアクションで誘い出しましょう!

この時期のシーバスはトップにも出てきやすいので、1つは持っておくといいですよ!

 

 

 

バイブレーション

 

 

夏のデイゲームの鉄板。

鉄板だけにね。

アピール力は非常に高く、遠投も効くので幅広いフィールドで使うことが出来ます。使い方は「ただ巻き」や、巻いて止めてを繰り返す「ストップ&ゴー」がオススメ。

よく「夏は速巻き!」と言われますが、意識せず普通に巻いていても全然釣れますので初心者の方はあまり気にしなくても大丈夫です。

ただ、その日によって「魚の反応がいい巻き速度」はあると思いますので、自分でいろいろと試してみるか、近くで釣れている人がいればその人の巻く速度を真似してみましょう!

 

 

スピンテール

 

 

こちらも夏のデイゲームの定番。

ルアー後方に付いているブレード(金属?の板)が回転することで、キラキラと光を反射してくれます。

このルアーはフォール時にもブレードがアクションするので、フォールを取り入れたアクションがオススメです!実際私も使っていてフォールの最中や、着底後の巻き上げの時にアタリが出ることが多く感じます。

1つ注意点として、スピンテール系のルアーの安物はオススメしません!理由としては、安物はブレードの絡みが頻繁に起こりやすいんです。これは釣り場ではかなりのストレス。

そこそこの値段の物は、その点いろいろと改良してあるので、安物と比べて絡みが本当に少ない。

この記事は初心者向けということですので、「自分でフックやブレードの位置を変えて調整できる人」「ラインコントロールで何とかしてやるぜ!」って人以外は、そこそこの値段のものを買うことをオススメします。

 

 

 

メタルジグ

 

 

メタルジグは磯やサーフ、河口などの開けた場所や水深のある場所で使いやすいルアー。

金属製でボディが小さく、とにかく飛距離が出るので広く探りたいときには重宝します。

使い方は、「巻いて落とす」の繰り返し。メタルジグを跳ねさせるようにロッドをシャクるのも効果的です。

ポイントとして、落とすときにはラインにテンションを掛けないようにしましょう。ラインを張ったままメタルジグを落としてしまうと、メタルジグ本来の動きが阻害されてしまうためです。

メタルジグを落とす(フォール)ときには、ラインをフリーな状態にしておくことを心がけましょうね!

 

まとめ

 

夏のシーバスはとことん難しい日もあれば、驚くほど簡単に釣れてしまう日もあります。

セイゴクラスの数釣りから、ランカーサイズが突然HITしたりと、決して釣れない時期ではありませんので、初心者の方もぜひチャレンジしてみてくださいね!

くれぐれも熱中症には気を付けて釣りをするように!

それでは(‘ω’)ノ

 

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