エギングといえば「アオリイカ」。釣って楽しい食べておいしい理想のターゲット。
そんなアオリイカエギングをしていると、たまに外道として「コウイカ」が釣れることがあります。
タコのような太い足に、触るとカチコチに硬い甲を持ち、おまけに釣りあげると高い確率で墨を吐き散らすのであまり釣り人からの人気はありません。総選挙でもすればおそらく圏外でしょう。
しかしこのコウイカ。食べてみると肉厚でもちもちした食感でなかなか美味しいんです。関東の方ではスミイカと呼ばれ親しまれ、食味に関してはなかなかの人気ぶり。
食べたことのない人にもぜひ一度食べてみてもらいたい、ということで今回は、コウイカをエギングで釣る方法を書いていきたいと思います。
コウイカの釣れる時期・場所
コウイカの釣れる時期はアオリイカの時期に似ていて、春の3~5月・秋の10~11月がシーズンになります。
私の住む山陰地方では、毎年2月下旬~3月頃から、コウイカが接岸し始めて釣果が出始めます。
コウイカは砂地や岩礁交じりの砂地を好むと言われており、「底が砂地の漁港」や「海水浴場に隣接してある堤防」などで釣ることが出来ます。
アオリイカほど積極的に泳いでエサを探すことは少なく、基本的にボトム付近で待ちかまえて、近くを通った獲物を食べる、というスタイルのイカです。
コウイカのエギングタックル
基本的にはアオリイカのタックルを流用でOKです。
使用するエギは、ボトムが主な生息域になりますので、DEEPタイプのものやオモリを後付けしたりして、ボトムを取りやすいものを使ったほうがよいでしょう。
ボトム前提の釣りなので意外と使えるのがタコ用のルアー。タコも同じくボトムを探る釣りなので、エギのボトム側のカンナが初めから付いていない、といったような根がかり対策がしてあります。
「根がかり」はエギングにはどうしても付きまとう問題なので、少しでも確率を減らしたいのなら、選択肢に入れてみても面白いかもしれません。
風や潮の流れが速いときは、このようなシンカーを使って強制的に沈めてやるのもいいです。
あと、私はラインアイとナス型オモリをリーダーで繋いだ、「胴付き仕掛け」のような仕掛けもよく使います。
コウイカの釣り方
ルアーをキャストしたらまずはしっかりボトムを取ります。
そこからボトムをずる引きしたり、チョンチョンと跳ねさせて誘いをかけます。アオリイカの時ほど派手なシャクリは必要ないので、ボトムから外れない程度のアクションでOK。
時折動きを止めて待ってみたり、コウイカは死にエサにも反応がいいのかボトム放置で掛かることもよくあるので、ボトムステイも織り交ぜてみてもイイでしょう。
アタリがあったら軽くアワセて、テンションを緩めないようにゆっくり巻いてきます。
コウイカは小さいサイズでも意外と重量がありますので、掛かりどころによっては抜き上げるときに外れてしまうこともあるので、必要ならタモ入れなど行いましょう。
釣りあげた際にも注意が必要。コウイカはスミイカとも呼ばれるほど墨を蓄えている量が多く、かつ積極的に吐き出してきます。釣りあげた際はコウイカの口を人に向けないように注意しましょう!
・狙うポイントは砂地交じりの「漁港」や「堤防」。
・アオリイカシーズンの少し前から釣れ始める!
・基本的にボトムが狙い目。アクションを大きくしすぎて、ボトムを外さないように!
コウイカに「追いつかせる」イメージで!
まとめ
「コウイカエギング」のやり方はざっとこんな感じです。
釣りものとしては人気のないあくまで「外道」という立ち位置の「コウイカ」ですが、食べた評判は良く好んで食べられる方も多いです。
ぜひ皆さんも1度、コウイカ釣りにチャレンジしてみてください!
実際にコウイカエギングに行ってきた動画もありますので、良かったら見てください。
それでは(‘ω’)ノ