【初心者向け】タモ入れのやり方とポイント。



 

大型の魚を上げるためには必須のタモ入れ小型の魚でもラインシステムが弱い場合は必要になります。

タモ入れって、ただ上がってきた魚をすくうだけでしょ?」と思われる方も多いと思いますが

 

ボッチ
タモ入れって結構難しいんだよ?!

 

「言うは易く行うは難し」とはこのことで、慣れないうちは結構てこずる人も多いと思います。私もタモ入れはかなり苦手です。

そもそもタモ入れが必要になるほどの大型の魚が釣れること自体が稀で、自分から意識してタモを使うようにしない限りは経験不足は解消できません。

 

なので今回は、タモ入れの経験の少ない初心者の方のために、実践が難しいタモ入れのやり方やポイントを解説していきたいと思います!

 

2204574 / Pixabay

 

タモ入れのやり方

 

タモ入れは簡単に説明すると3ステップです。

タモ入れの3ステップ】

①魚を寄せて浮かせる。

②魚が落ち着いたらタモを下ろし魚をタモに誘導する。

③魚が入ったらタモを立てて引き上げる。 

 

これだけです。それでは詳しく解説していきます。

 

まずははあまりタモは関係ないですが、魚をいなしながら自分の元に寄せてきます。ポイントはとにかく無理をしないこと。

根の荒い磯場などの根ズレの危険があるところでもない限りは、ラインテンションを緩めないように気を付けながら、魚に体力を使わせるつもりで余裕をもって対応します。

近くまで来たら少しづつ海面に向けて浮かせていきます。

 

そこまで来たらに入りますが、タモを下ろすのは必ず魚が落ち着いてからにしましょう

元気なうちにタモを魚に近づけると、魚はタモに反応ビックリして激しく暴れだし、ルアーのフックがタモに引っ掛かりどうにもならなくなる事態になることもあります。

目安としては、「魚が完全に浮いてお腹を見せて口をパクパクするくらい」になったら十分です。

 

魚の動きが収まったらタモを海中に沈め、ロッドの操作で魚をタモの方に誘導します。

ここでのポイントはとにかくテンションを緩めないこと。

せっかく浮かせた魚が、ラインのゆるみで海中にもう一度入ってしまうと、魚はここぞとばかりに元気を取り戻し、下に潜ろうと暴れだします。

 

次にタモは基本的には動かさないこと。あくまで動かすのはロッドで、すくうのではなく入れる、というイメージで。

ロッドでタモに近づけて、最後にちょこっとすくう!くらいです。

 

魚がタモの中心くらいまで入ったら、少しタモを上げると同時に、ロッドの先を海面に近づけてあえてラインを緩めます。

そうすることによって、先ほど書いた通り,ラインが緩むことで魚は海中に潜ろうとしますので、自ずとタモの中に入ってくれます。

最後にですが、ここで初心者の方がやりがちなのが、タモを海面と平行になるように持ち上げてしまうこと。これをやってしまうと大型の魚の場合はタモの継ぎ目が折れますし、そもそも持ち上がりません。

正しくは、魚が入ったらタモを海面と垂直になるように立てて引き上げます。持ち上げるではなく引き上げる、といったほうが分かりやすいかもしれませんね。

 

タモは立てることによって入口が閉まり、ネットの中の魚は逃げ場が無くなる作りになっているので、あとはゆっくり引き上げればタモ入れは完了です!

 

タモ入れのポイントまとめ!

タモを下ろすのは、魚が落ち着いてから!

タモの位置は固定して、ロッド操作で魚をタモに近づける!タモを動かすのは最後だけ!

・魚が入ったら、「持ち上げる」ではなく「引き上げる」!1度入った魚はそうそう逃げないので落ち着いて引き上げよう!

 

その他のポイント

 

タモ入れは基本的には頭から

 

魚は簡単にはバックできませんので、頭の向きをロッドで固定して、反転させないようにしながら、タモに遊動していくと魚は抵抗したくても出来ません。

逆に後ろから追いかけた場合は、魚の前には障害が無いので、魚は泳いで抵抗することが出来ます。

なのでタモ入れは基本は頭からするようにしましょう。

 

潮の流れが速いときはタモは潮下に

 

堤防などの岸壁沿いは流れが出来やすいです。

潮上に向けて魚を誘導するのは、魚の重さ以上の負荷が掛かりますので、流れが速いときは潮下に向かって魚を誘導するようにしましょう。

 

引き上げたらラインを緩めるかフリーにしておく

 

魚を陸上に引き上げたらまずはラインを緩めましょう。

魚は地面に置いたときにも暴れることが多いです。そんな時にラインテンションが掛かったままだと、魚の動きに引っ張られロッドやリールに傷が入ったり、最悪海に落ちてしまうかも。

そんな悲しいことは体験したくないので、忘れずに緩めるようにしましょうね。

 

自分が思っているよりタモは少し沈め気味にする

 

これは私の感覚ですが、自分の思っているよりもタモを少し沈めてやると、魚が入りやすかったです。

タモが中途半端に浸かった状態で入れようとすると、タモ枠が魚に当たって魚が暴れだしてしまうという経験が何度もあります。

なので、ランディングの際はタモを少し沈め気味にして、魚を驚かすことなくタモの中心に誘導するのがいいと思いますよ!

 

まぁこればっかりは感覚の世界なのであまり気にしなくてもいいかも(・∀・)

 

まとめ

 

タモ入れのやり方・ポイントでしたがいかがでしたでしょうか?

今回この記事を書こうと思ったのは、少し前にサゴシを釣った時に1年ぶりくらいにタモを使って、全くやり方が思い出せず全然魚を入れられなかったということがあったからです。

そんなことがあったので、以前はどうやって・どういうことに気を付けながらやっていたか思い出しながら、次は忘れないために、そして釣りを始められたばかりの方の参考になればと思い書きました。

釣りを始めたばかりの初心者の方のお役に立てれば幸いです。あ、ちなみにその時の情けない動画はこちらです。

 

 

それでは(‘ω’)ノ



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