どうも皆さんこんにちは。ぼっちです(‘ω’)ノ
先月購入したフィッシング用カヤック「MAKO(マコ)12」ですが、購入からそろそろ一月経ち、何度か実際に海に出て使用してみましたのでそろそろ「使用感・インプレ」を書いてみたいと思います。
意外とカヤックフィッシングに興味のある方は多いようで、SNSやYouTubeのコメントでも「購入しようか迷っています~」というものが多く見受けられますので、この記事がそういった方々の参考になれれば幸いです。
※管理人は今回購入したものが初カヤックになりますので、他製品との比較は出来ませんことをご了承ください。
目次
フィッシングカヤック「MAKO(マコ)12」の紹介
【サイズ】全長:375㎝/最大幅:87㎝
【総重量】34.6kg(ペダルドライブ込み)
【最大積載量】215kg
【駆動方式】ペダル式
【素材】高密度ポリエチレン(HDPE)
【カラー】サンセット/スカイ
アメリカのRIOT社製のペダル式̪̪シットオントップ・フィッシングカヤック。
私が今回購入したのは「MAKO12」ですが、「MAKO10」という全長が短く横幅が少し広くなったモデルもあります。
初期装備としては
・埋め込み式ロッドホルダー(前後2カ所づつ)
・艤装用レール(前2/シート横2/シート真後ろ1/後部2)
・アルミフレームシート
・インパルスドライブ
・ラダー
・バンジーコード(前後2か所)
こんな感じです。
基本的にパドルは別で購入しなければいけませんが、販売店によっては付属で付いているケースがあるかもしれません。(管理人はモンベル直営店で購入しました。)
あとはPDF(ライフジャケット)とフラッグ、アンカーを買い足せばすぐに海に出ることができます。
前後ハッチは船首側が大きめ、後部ハッチは少し小さめ。後部ハッチにのみ初期装備として物を入れられる袋が取り付けられています。
こんな感じ。
写真は「スカイカラー」ですが、もう1色「サンセット」という視認性の良さそうなオレンジカラーもラインナップされています。
私は暖色系があまり好きではないのでスカイカラーを選びましたが・・・これ視認性的にどうなんだろう…。海の上だとかなり見えにくいんじゃないかな?
…まぁいいか。
それでは次に「MAKO12」の特徴について紹介していきます٩( ”ω” )و
フィッシングカヤック「MAKO12」の特徴
足で漕ぐことが出来る「ペダル式カヤック」
(写真に写っている配線とフィン先端の振動子は私が後付けしたものです)
「MAKO12」最大の特徴といえばやはりペダル(足漕ぎ)式であること。
私が考える足漕ぎのメリットとしては
・駆動方式がパドルだけのものに比べて、長時間の航行が可能。
・細かな移動の際にパドルに持ち買える手間が無く、常に両手もしくは片手が空けられる。
大きなところでこの2点。
やはり上半身が主になるパドリングより、大きい筋肉が集まっている下半身を動力として使えるペダル式の方が圧倒的に楽です。
慣れさえすればパドルのみでも長時間漕ぎ続けることが出来るのでしょうが、私は少し自信がなかったので、初めからペダル式であることを条件にカヤックを探しました。
今にして思えばこの判断は正解だと思っています。
何度か実際に海に出て少し沖の方まで行くことも増えてきましたが、パドリングだけでは正直キツイというのが本音です。
もちろんこれからパドリングを練習していく事で楽に漕げるようになっていくのでしょうが、カヤックに乗る以上、急な天候の変化や不測の事態に巻き込まれることもあると思います。
そんなときにまず第一に考えるのが「何が何でも岸にたどり着くこと」。
もし天候の変化などでいつも以上に体力を消費してしまい、岸までパドルを漕ぐ力が無くなってしまった。
そんな時に予備として別の部位(下半身)を動力として使うことが出来るペダルユニットがあれば、不測の事態でも航行を続けることは可能です。(逆もまた然り)
実際、カヤックに関する事故の多くが「体力不足により岸に戻れなくなる」という事例だそうです。
こういった事例の多さから考えても上半身と下半身、2つの動力を活かせるようにしておくことは良い考えだと思っています。
まぁもちろん前提として、多少のアクシデントでは揺るがないくらいパドリングをみっちり練習してから海に出るのが1番いいんですけどね(・∀・)
あともう1点の、「手が空けられる」というメリットも大きな強み。
おそらく普通のカヤックツーリングなどではこのメリットは意味を成さないと思いますが、フィッシングをする上ではかなり重要。
カヤックフィッシングでは風や潮の流れなどで、元々居た場所から流されたりカヤックの向きが変わったりということは当たり前田のクラッカーです。
そのため狙いのポイントから外れてしまったり、流し終えて元の場所に帰ったりする時などにチョコチョコした移動が結構な回数発生します。
そんな時でもペダル式のカヤックなら、その都度タックルからパドルへ持ち変えることなくスムーズに移動することができ、また再開も早くなる。
要は手返しが良くなるってことです。実際に海に出ると有用性が身に沁みます。
ナブラ追っかけながらキャストしているときなんか最高に気持ちがいいですよ(*´Д`)ハァハァ
横幅が広く、安定性が高い
「MAKO12」は最大幅が87㎝と、横幅が大きいフィッシングカヤックの中でも広い方の部類になります。(他のフィッシングカヤックには80cm前後のモデルが多い)
さらにキールこそ切れ上がっていますが、船底は割とフラットな形状なのでそれも相まってか安定性はかなり高いです。
(船底の写真。右上が船首)
カヤック上での危険動作ランキング上位常連の「後部のクーラーに魚を入れる」イベント時も、さほど危なさは感じられませんでした。
一般的にカヤックが出せるような海況であれば、まず転覆することは無いでしょう。よっぽどウネリがあるときに変な体勢を取らない限り。
ただ、「安定性が高い=速度は出にくい」という通説は否めないかと思います。
どこかで見たスペックでは「最高速度8km・巡航速度4~5km(ペダル使用時)」だったような…。(どこで見たのか覚えていませんので、参考程度に留めておいてください)
さすがに他のフィッシングカヤックに比べて1~2km遅いようですね。
これに関してはまた海に出た時に自分で速度を計測してみますので、少々お待ちください(未だに魚探の機能を使いこなせていないんです…)
道具の配置には少し悩む
大した問題ではないですが、釣り道具やクーラーの置き場所に少し悩みました。
フィッシング用カヤックではそういった道具類を収納するために、シートの前や足の間にスペースや窪みが設けられているものが多いです。
(出典:バイキングカヤック オフィシャルオンラインショップ)
人気のフィッシングカヤック「忍」で言う「センターコンソール」に当たる部分ですね。
これが「MAKO」になると・・・
こんな感じでペダルドライブに占拠されてしまっています。(画像ゴチャゴチャしていてすいません)
なので道具は前後ハッチがあるスペース、もしくは写真下の小さなくぼみかシート下となります。
まぁこれは工夫や艤装でどうとでもなることなので、そんなに大きな問題ではありません。
ただ、考え無しに海に出てしまうと結構めんどくさいです。(体験済み)
あと、クーラーがなかなか置きにくい。
前後のスペースがどちらも三角形になっていて
(前)
(後ろ)
20L以上のサイズは横向きに置くのは厳しいと思います。
しかし縦置きにしたところで△の上部分に干渉してしまうんだよなぁ…。
後ろのレール部分が今のところ使う予定がないので、ここに荷台作っちゃうのもいいかな?
あとはボックスじゃなくてクーラーバッグにするとか。
これも現在思案中ですので、また進展ありましたら追記しておきます。
1人での積み上げ・運搬は正直キツイ
基本的にカヤックは車の上、カートップでの運搬がスタンダードです。(中には分割式カヤックなどもあるようですが)
一緒に釣りをするカヤック仲間がいれば一番いいのですが、周りにそういった仲間がいない場合は準備・片づけの全てを一人でしなければなりません。
中でも一番キツイのがカヤックの車載。
平均20kg前後のカヤックを、一人で持ち上げて車の上に乗せる作業です。
成人男性でしたら20kg前後のカヤックを持ち上げることは簡単なことだと思います。
しかしMAKO12はペダルドライブを外しても約30kg・・・なかなかの重さです。
米俵みたいに小さくて質量の高い物体なら30kgでも容易に持ち上げられますが、カヤックはとにかくデカいので持ち上げるときもバランスが崩れないように意識しないといけません。
風が強い日なんかはもう最悪。
私は平均より力はあるほうだと思いますので今のところ1人で車載まで出来ていますが、もし「MAKO12」の購入を検討しておられる方で力に自信のない方は、「カヤックリフター」のような補助器具の購入も考えられた方がいいかと思います。
実際に海で使ってみて
巡航・走破性
まだ数回ほどしか海には出ておりませんが、前述のとおり足漕ぎ式は体力的に楽なように感じます。
風・波の無い日であればかなりスムーズに進むことができ、気づいたらかなり沖まで出てしまっていることも。
全長が長いので船の引き波に対しても、今のところ危険を感じたことはありません。
貨物・作業用の大型船などの引き波も経験しましたが、船の向きさえ気を付ければ大きく体勢を崩されることもないでしょう。
ただ、風のある日は少し注意が必要です。
そもそもの巡航速度が低いうえに、船体が幅広なおかげで他のカヤックに比べて風の影響をモロに受けやすく、速度が著しく低下します。
風の強い日には海に出ないというのがカヤックフィシングの鉄則ですが、「MAKO12」を使用する場合は少し過剰なくらい注意しておきましょう。
あと余談ですが、潮目付近に溜まっている「海藻」にも注意してください。
あれらの上を気づかずに通過してしまうと、ペダルドライブに絡まって突然停止、最悪の場合、破損する可能性があります。
私も初めてカヤックで海に出た時に海藻が絡まって、軽くパニックになりました(笑)皆さんも気を付けて!
魚とのファイト
今のところカヤックで釣りあげたのは「サゴシ」「マゴチ」「根魚」「メジロ」です。
小物系は釣ってて特に問題ないのですが、青物の大きいサイズにはカヤックをグルグル回されましたね(笑)
気を付ける点として、後ろにのけ反るようなアワセ方はしないこと。
すっぽ抜けたりラインが切れたりしたときに、勢いで後ろに倒れてそのまま転覆といった事態も考えられます。
あとはそうそう無いことだと思いますが、カヤックの近くで魚にいきなり船底に走られると、ペダルドライブにラインが絡まる可能性が無いとは言えません。
シイラなんかはものすごい勢いで横に走るので注意が必要ですね。
まとめ
カヤックフィッシング初心者なりの使用感などを書いてみましたが、いかがでしたでしょうか?
YouTubeにもカヤックフィッシングの動画をUPしていますので良かったら。
この他にも「艤装」や「カヤック用のタックル紹介」などの記事も作成していきますので、興味のある方はまた見に来てください。
それでは(‘ω’)ノ
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こんにちは、はじめまして!!
マコ12の購入を検討しているのですが、海外のYOUTEBEでドライブ自体の耐久性が低いとコメントされていたのですが、いかがでしょうか?
初めまして。
ドライブの耐久性が低いという噂は私も購入前に見たことがあり、YouTubeの私の動画のコメント欄でもそういった忠告を頂いたりしています。
それで私が実際に使ってみての感想ですが、今のところ全くそのような気配は感じません。なので常識の範囲で適切に使用すれば、急に壊れるようなことはそうそう無いのではないかと。(中には不良品があるのかもしれませんが…)
もちろん事前にそういった評判は目にしていたので、購入後・出廷前ににボルトにゆるみが無いかの確認はしています。
壊れることが想定されるような場面としては「停止した状態から全力でペダルを漕ぎだす」「高速巡航中に急停止(ペダルの回転を足で止める)やバックしようとする」「海面に漂う海藻やゴミに気づかず、ペダルに巻き込んでしまう」などが考えられます。
1.2個目は要するに車と同じ意識で扱えばいいかと。車でも急発進や、走行中に突然バックギアに入れたりすれば内部のギアが痛みますよね?
動きはじめと終わりを力づくで行わないほうが負担は少ないです。
厄介なのが3つ目の海藻やゴミです(>_<)前日に天気が荒れたり雨が降った日は特に大変です。 天気のいい日などは偏向グラスをしていても、直前になるまでゴミが見えなかったりするので私も何度も巻き込みそうになりました。 ちなみに、初めての出廷時に1度だけ大きな海藻をペダルに絡めてしまいカヤックが急停止したことがあります。 柔らかい海草でしたので急停止で済みましたが、あれが海藻ではなく固いプラスチックなどでしたら何かしらの故障が起きていたかもしれません。 ちょっと長くなりましたが、私が実際に使用してみての感想はこんな感じです。
こんばんは、私もドライブの耐久性の噂を聞いていたので慎重に無理なことをせずに乗っていましたがとうとう購入して半年でガリガリと突然、クランク軸がフラフラして壊れました。沖で壊れたのでヒヤヒヤもので慎重に漕ぎながら戻ってこれた状況です。ネットで検索すると一人で1年以内に5回もモンベルで交換してもらった人のブログを見つけましたが、初期モデルからもう既に何回もバージョンが変わっているようで、
変更点についてはモンベルの説明も載せられています。マコのインパクトドライブは普通に乗っていて
間違いなく壊れます。命に関わるの事故になりかねませんのでリコールをしてもらえるぐらい使用者は声を上げていくべきだと思います。
初めまして、こんばんは
YouTube、いつも楽しく視聴させていただいてます。佐々木と申します。
今回初めてブログを拝見させていただきました。
インプレ、とても参考になりました。
やはり、ドライブの耐久性の問題はいろいろな方が心配されてるんですね。
メーカーによれば今回の新しいモデルではドライブの方も問題点が改良されているようではありますが
ぼっちさんの注意点のお話で自分の中で消化不良だったものがすっきりしました。
本当にわかりやすいインプレ、ありがとうございました。
今月末、いよいよMAKO12購入します。
こんばんは。
動画、ブログ共に見ていただきありがとうございます。
MAKOのインプレがお役に立てたようで何よりです(*´ω`*)
私もまだ購入して日が浅いのですが、出廷前の確認と使用後のケアさえキチンとしていればそうそう壊れるものではないと思います。
今月末が楽しみですね♪
くれぐれも安全第一でお互いにカヤックフィッシングを楽しみましょう!
初めまして。今年の7月にmako12を購入した高橋と言います。まだ、3回しか海に出てません。海に出る度に船体の内部に海水が溜まります。500cc〜1lぐらいかと思います。ぼっちさんのmakoにも多少、海水は、入りますか?入るとすると、梶を動かすワイヤー部からかと予想しているのですが、対策に悩んでます。
脚漕ぎペダルですが、リカンベントタイプの自転車ペダルを参考にトゥウクリップを取り付けてみました。結構、回す様に心掛けると疲れが緩和されました。クーラーボックスに関しては椅子の後ろに横置きに取り付けられる様ステーを取り付けamazonで購入できるBaosity 「カヤック トラック レールねじ」で固定。横置きだとかなら大きなクーラーも乗せられます。今後も、楽しみに拝聴させて頂きます。
初めまして。コメントありがとうございます。
MAKOへの浸水ですが、私のものにもその現象は見られます。
私の場合そこまでの量ではないので今のところはあまり気にしていませんが、浸水は初期装備のロッドホルダー部からかな?と思っていました。
言われてみるとワイヤー部は浸水対策が難しそうな場所ですよね(‘ω’)
シリコンを塗ってもすぐに水が抜けそうですし…。
ペダルとクーラーに関しても情報ありがとうございます!
クーラーは同じくステーを取り付けて横向きに置こうかと考えていたので、参考にさせて頂きます。
ありがとうございました(*´ω`*)