[釣り初心者向け] 初めての磯釣り。注意点とアドバイス



 

「釣り場」と言ったら、皆さんはどんな場所を思い浮かべますか?

漁港」や「堤防」、「砂浜」に「河川」と、釣り場はいろいろ。その中でもひときわ魚影が濃く普段釣れないような大物さまざまな魚が釣れる場所、それが磯」です。

よく釣り番組や動画サイトなどで、自然そのままの岩場で釣りをしておられますよね。イメージはあんな感じのところです。

私も磯での釣りが好きでよく磯に行くんですが、まー険しい道が多いこと。道も狭いし。

道中完全に登山道みたいなところもありますからね。そのうえボウズだったら

 

おれ今日山登りに来たんだっけ?(´・ω・)

 

って感じになります。

ということで今回は、「磯釣りに興味がある方」、「今度磯に行ってみるつもりだ」、という方のために、磯釣りにおける私なりの注意点・アドバイスをお教えしたいと思います。

なお今回は「沖磯」ではなく「地磯」を対象として話させてもらいますので、沖磯での釣りには当てはまらないこともあるかと思いますがご了承ください。

 

1 最低限の装備は揃えていこう。

 

まずは「ライフジャケット」「磯靴」これは必須。

ライフジャケットの種類としては、最近流行りの「膨張式タイプ」もありますが、もし落ちた時に「装置が故障していて作動しない」・「岩に擦れて空気が抜けた」というような事態も考えられますので、磯場に行くなら「ベストタイプ」のライフジャケットをオススメします。

靴は釣具屋さんで売っている「磯靴」を用意しましょう。「長靴タイプ」でも「シューズタイプ」でも好みの方を。

磯靴選びで困るのは「靴裏素材の選び方」ですが、こちらは別記事にまとめてみましたのでそちらを参考にしてみてください。

「磯靴の靴底素材」フェルト・スパイク・フェルトスパイク特徴解説。

2018年1月10日

 

他には、暗い道を歩く場合は「ヘッドライト」。フィッシンググローブを使わない場合は、手をついても怪我をしないように「軍手」があると大変便利です。

あ、あとなるべく肌を出さないような服装で。釣り場にはよくハチがいますし、道中もヘビや、今話題のマダニに噛まれないとも限りませんので。

 

2 釣り場までの道中こそ危険が多い

全ての釣り場に共通することではありませんが、私がよく行く磯は山道を歩いていくところが多いんですよね。そんな道は大体道幅が狭い。

すれ違うことはおろか、踏み外せば海に真っ逆さま。みたいなところもよくあります。

 

このような道で気を付けてほしいことは、まず自分が歩く道をよく見ること

前日に雨が降っていれば、当日晴れていたとしても、山にはまだ雨の影響が残っています。

雨でぬかるんだ道は非常に滑りやすく、スパイクシューズでも滑ることもよくあります。そのうえ山道は傾斜がつきますので余計に滑る。

行きに傾斜のキツイ下り道を何とか滑りながら降りても、帰りに同じ道を登ろうとしたら滑って全く登れなくなった!なんて経験も。

 

もう一つは「落ち葉」。これも非常に滑りやすいです。プラスで雨も降っていれば状況は最悪。いつも以上に慎重に行きましょう。

あと落ち葉が大量にある場所では、「歩ける道幅の境目」が見えにくくなっていることがあります。それに気づかずに踏み込んでしまうと最悪、「転落事故」にもなりかねません。

 

あと、釣り場にはよくロープが張り巡らされていますが、アレを完全に信頼するのはやめておきましょう。

出所は分かりませんが、おそらく市区町村の管理ではないでしょうし、有志の方々が善意で施してくれたものだと思います。なので定期的なメンテナンスなども行われているかも不明確ですし、最悪自分が使っているときに切れたりするかもしれません。

上り下りの際に、あくまで「補助」として使うのならいいですが、ロープに全体重を預けるような使い方はやめたほうがいいと思います。ロープを痛めることにもなりますしね。

万が一ロープに異常などが見られましたら、近くに釣り人がいれば一声かけて、警察(でいいのかな?)にも報告しておけば何かしらの対処をしてくれると思います。

もし手元に書くものがあれば、釣り場入口の目立つ場所に張り紙等しておけば尚いいと思います。

 

もう一つありました。竿ケースや背負子これがけっこう木の枝に引っかかってバランスを崩しそうになる事が非常に多い

足場の狭い場所なら尚更危ないですので、自分の持っている・背負っている道具の大きさも、事前に頭に入れておきながら歩きましょうね。

 

3 立ち位置を考える

 

釣り場へたどり着いたら、まずするべきことは安全な場所の確保、そして海の観察です。

磯は多くの場合、外海に面しているので沖からの波のうねりをもろに受けます

その「うねり」の中でも周期的に(数分に1回くらい。日によりますが)やってくる大きな波があります。サーファーたちが「セット」と呼ぶものです。

 

この「セット」は通常の波よりかなり大きく、より高い足場まで登ってきます。なのでその日の釣り座は、その日のセットを見て確実に影響のない所を選びましょう。

あと、魚を掛けてからのランディングポイントも考えておきます。いざ魚を掛けてからパニックになると危ないですからね。

 

4 可能なら複数人で行く

 

初めての場合は、経験者の方と行くのが望ましいですね!

複数でなら、何かあった時でも対応できる幅が広がりますし、やっぱり他に人がいるとなんだかんだ安心できます。これは大事。

 

釣り人なら「朝マズメ」狙いなどで、暗いうちから歩き始めたくなるのも分かりますが、間違っても暗いうちに一人で行くのはやめましょう。

「昼に見える景色」と「夜に見える景色」は全く別物です

夜の道は自分のヘッドライトが照らす範囲しか見えません

ある程度道が決まっている場所ならいいですが、広い岩場などの決まったルートが存在しない釣り場では、夜は全体像が見えませんので目印になりそうな場所も決められませんし、「自分が今どれくらいの場所にいるのか」などの位置の把握も難しくなります。

慣れないうちは日が上がってから入り、日が落ちる前に帰るようにしましょうね。

 

5 無理な釣行はやめましょう

 

磯は外海に面しているので、他の釣り場よりも天気予報そのままの気象がぶつかってきます。

「波高2、5mか~。いつも行く漁港なら大丈夫だし行ってみるか。」のような考えで行くと危ない目にあいます。

もし釣り場に行ってみたとして、少しでも「今日は危なそうだな」と思ったらおとなしくやめておきましょう。

 

まとめ

 

いろいろ書きましたように、磯釣りには危険な場面が多々ありますが、それを踏まえても余りある魅力が「磯釣り」にはあります。

あの絶対的な開放感の中で風を感じながら竿を振るい、物憂げに遠くを見つめる。

 

あー今の俺絶対カッコいいわー(´_ゝ`)

釣りガールがいたら確実に惚れてるね(●´ω`●)

 

なんていう妄想をしても周りに人がいないので許されるのが磯釣りです。

人の多い堤防でやったら「あ、この人・・」ってなっちゃいますからね。最悪海に突き落とされます。

 

ぜひ安全第一で初めての磯釣りに向かわれてください。よい結果をお祈りしています(*´ω`)

それでは(‘ω’)ノ

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